2011年5月2日月曜日

震災後久々の・・・

震災から約2ヶ月弱・・・あっという間でした。日々復旧の毎日 汗)

思えば3/11震災当日は今までに経験した事の無いほどの恐怖、自然の驚異にただただ困惑し、ひれ伏すばかりでした。

建物から命からがら逃げ出した人達は泣きわめき、信号は止まり、更には雪が降り、凍えるような寒さの中揺れやまない建物を呆然と見ているだけ・・・本当に自然の驚異の前で人間は無力でした。

携帯も繋がらず、大切な人の安否も分からない・・・。

でもそんな中で知らない者同士毛布を分け合ったり、なぐさめあったりする人間同士の温かみもあった。

そしてそれとは真逆に人間の「我先に」という汚い部分もその後、何度と目にする事もあった。

明かりの無い暗い夜を幾日も過ごし、食料のない中何十キロ離れた所まで自転車を飛ばす。

震災から4日後にようやく見ることが出来たTVには、現実とは思えないような悲惨な光景・・・。

ただただ悲しい・・・身近な場所だからにわかには信じられなかったし、現実味を帯びるごとに力が抜けていった。

時間が経つにつれて分かっていく被害の状況。聞きたくなかった知人達の不幸。自分への無力感。

毎日が絶望や不安をかけめぐる中、救われた遠方からの安否の連絡、そして被災者同士、友達同士の助け合い。

自分は本当に運が良かった。ただ運が良かっただけ。

「これからの自分はどう生きればいいか?」度合いが違えどそう思った人は数が知れないと思います。

沿岸部の人に比べれば内陸の被害は少ない。だけど農作物や職場崩壊による経済的な不安、大切な人達とのしょうのない別れ。本当にいろいろ細かい所まで今回の震災は波及している。

「音楽なんてやっている場合じゃない」何度もそう思わせられた。

でも、やっぱり僕は音楽が好きだ!音楽に関わる素晴らしい出会いが好きだ!音楽仲間が大好きだ!

今は僕自身が出来ることをじっくりやっていこう。

そしてまた皆でめいっぱい笑える日が近づくことを今は祈り、そうなれるように頑張ります。

Mahito